睡眠キャンセルや風呂キャンセル癖ありませんか?
私も過去ありました。厳密にはキャンセルというよりかは超先延ばしです。それをキャンセルというのかもしれません。
間違っても
「今日寝なかったんだよねー。睡眠キャンセルってやつ?」
と武勇伝化するのは知性ある会話とはかけ離れているので気を付けてくださいね。
それで終わればいいのですが
「え?なのに今日普通に動けてるの?すごいねー」
「昨日もあんま寝てないよね?忙しいのに頑張ってて偉いわ」
こんな風に肯定するような会話に繋がっては目も当てられません。
間違った知識に洗脳される前に今すぐ逃げてください。
簡単に結末を述べますが、睡眠キャンセルは癖になると認知機能・注意力・創造力・集中力がガッツリ落ちます。
いざほんとに集中すべき未来のタイミングで、何かを思いつきたい時にはその力がもうなくなっている事でしょう。特に私は気を付けてます。この執筆活動は発想の連続が必要です。
脳の機能が壊れまくると、頭を使う事がどんどんできなくなるため、最終的には誰でもできる頭をほぼ使わない、体しか使わない仕事しかできなくなってしまう可能性が跳ね上がります。
せっかく心の傷をなんとかしようと学ぼうとしてくださる皆さんには、より心の傷が深くならないため、耳が痛いかもしれませんがご了承ください。
辛くなったら閉じてくださいね。
今回取り上げたいのはトイレキャンセルです。
キャンセルの危険性 エビデンスレベル2
なにも睡眠だけではありません。
睡眠キャンセル・風呂キャンセルと聞いたことありますか?
その他にも危険なのはトイレキャンセルです。
「トイレキャンセル?それはさすがにないでしょ(笑)」
そうでしょうか。私はありますよ。
- 学校でトイレを使うのが嫌
- 人の多い公共施設でトイレを使うのが嫌
- 汚いトイレを使うのが嫌
これだけでトイレキャンセルは起きます。
この些細な先延ばしでさえ危険な事もあるんです。
さて、それぞれどんなデメリットがあるのでしょうか。
慢性的な便秘
トイレキャンセルの中でも、特におとひめを使う場面の方を何度も我慢していると、腸が「出す必要がない」と判断し、蠕動(ぜんどう)運動が鈍くなることが研究で分かっています。
その結果、慢性的な便秘につながりやすくなります。
また、便秘になると腸内に老廃物が溜まり、悪玉菌が増殖します。
これが腸内環境の悪化を招いてしまい
- 肌荒れ
- 免疫力の低下
- メンタルの不調(うつ・不安感の増加)
- 頭痛やだるさ
- 集中力の低下
- イライラしやすくなる
などの問題を引き起こします。
排便を我慢することで直腸の感受性が鈍くなり、排便反射が起きにくくなることが報告されています。
日本消化器病学会雑誌, 2015年
腸内に便が長く留まることで、悪玉菌が優位になり、全身に影響を与えることが報告されています。
理化学研究所 脳科学総合研究センター, 2017
メンタルへの影響
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、セロトニン(幸福ホルモン)の90%は腸で作られることが知られています。しかし、便秘が続くと腸内環境が悪化し、セロトニンの生成が妨げられます。
その結果
- 気分が落ち込みやすい
- ストレスを感じやすい
- 不安感が強くなる
といったメンタルの不調が現れやすくなります。
「便秘が続くと気分が落ちる」
これは気のせいではなく、科学的に証明されている事実なんです。
幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンのうち、約90%は腸で生成されることがわかっています
Michael D. Gershon, The Second Brain, 1998
尿漏れ
今は平気です。今は。
しかし、トイレキャンセルの癖は将来的に尿漏れを引き起こすことがあります。
尿意を頻繁に我慢していると、膀胱や骨盤底筋が過度に緊張し、排尿機能が低下することが分かっています。
特に女性は出産などで骨盤底筋が弱くなりやすいため、ちょっとした我慢の積み重ねが将来的な尿もれの原因になることもあります。
尿意を繰り返し我慢することで、膀胱や骨盤底筋の機能が低下し、将来的に尿漏れリスクが上がると指摘されています。
日本泌尿器科学会ガイドライン, 2019
まとめ
些細なトイレキャンセルでも危険だという事がわかったでしょうか。
「ほんのその時だけの話なのに大げさじゃない?」
その『ほんの』を今まで何回してきましたか?
確かに長い人生において二桁未満の話なら問題ない場合が多いでしょう。
しかしその『ほんの』で何ともなかったからこそ大丈夫だと慢心し、無意識に繰り返し、今後積み重ねる結果、述べてきた例に引っかかってしまう可能性があります。
特にキャンセルする理由がないなら済ませてしまうようにする事をお勧めします。
今回のショートブログはここまでになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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