休んでもすっきりしなくて悩んでいませんか?「発散」と「休み」をごちゃまぜているかも

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矢沙玖
矢沙玖

このブログは3日に1記事投稿でお届けします。

※著者は資格者ではありませんので、お読みいただいて効果を保証するものではございません。

こんにちは、矢沙玖です。

今回は「休む期間を得る事には成功しているけれど・・」と、すっきりしない方へ向けた記事になります。

「休んでる方が悪化してる気がする」
「働いてる時のほうが何となくスッキリする」
「嫌な事から逃げれてはいるけど、だらだらしても発散してる感じしない」
「何かをした方が結果的に気分がいい」

こんな経験ありませんか?

その結果「休むことが正しい気がしない」「人間は働いてる方がいい」

と、抽象的で根拠がない解釈になっていないでしょうか。

休み方が科学的に正しくない

耳が痛いかもしれませんが、多くの人が休みを過ごすとき、こんな時間の使い方が多い事がわかっています。

・ゲーム
・動画視聴
・映画一気見
・漫画を読み続ける
・買い物をする

『モバイル社会研究所』NTTドコモ

これらは、その瞬間では快楽を感じてドーパミンが分泌され、満足感を得ます。

いわばこれは発散にあたります。

これを楽しむにあたって集中力や決断を使う事がわかっており、過度な没頭はより多くの集中力や決断をすることからエネルギーの消費繋がります。

後述しますが、休むとはエネルギーの回復を意味します。

ストレスを軽減させるための発散は必要ですが、過剰な発散はエネルギーを使いすぎるので、使いすぎた結果、苦しさや辛さを覚えるようでは休むことにならないんです。

『休む』とは?

結論は、とにかくしっかり寝ましょう。です。

睡眠が悪いと心身ともに回復が難しくなり、人間が一日にできる決断の回数回復しきれない事がわかっています。

ここでは、休んだと言えるような休み方を紹介します。

質の良い睡眠をとる

方法

就寝の90分ほど前にブルーライトを遮断します。

いわゆるデジタルデトックスです。

そして、夜は極力リラックスするための環境にします。

リラックスできる音楽をかけたり、瞑想アプリも効果的です。

寝室は静かで暗く、18~22℃の温度に保つとリラックス効果を助長します。

必要な理由

質の高い睡眠は、脳の神経細胞が新しい情報を整理し、体の修復が行われる重要な時間です。

特に、深い睡眠はエネルギーの回復と情緒を安定させる事がわかっています。

『睡眠こそ最強の解決策である』(マシュー・ウォーカー)


自然に触れる

方法

公園や自然に触れる散歩が効果的です。頻繁である必要はありません。

山が近くにある場合は山に行くのもおすすめです。

これ、やる前は億劫だったり、めんどくさいなぁ・・と思ったりもしますが、やってみると謎の達成感を抱いたりします。

外出が難しい場合は、自然の音が聞けるYouTube動画やヒーリングミュージックという物を使ってもいいですよ。

必要な理由

森林浴や自然風景に触れると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少し、心身のリフレッシュへ繋がることが証明されています。
『自然にふれると、心が元気になる』(エドワード・O・ウィルソン)

これらの休み方こそが、心身を回復させる方法であり、疲れ切ってしまう前のパフォーマンスが出せる状態に自分を立て直す事が可能です。


RPGなどのゲームをしたことがあるでしょうか。

休むというコマンドを選択したのにHPが回復してなかったらどう思うでしょうか。

『休む』を選択したのにむしろHPやMPが減っていたらどう思うでしょうか。

「おいおい、何だこのゲームは!休めてないじゃん!」と思いますよね?

多くの人がやっている『休む』はこれなんです。

大体のゲームが『休む』を選択すると、眠りにつくシーンが流れたり、心地の良いBGMが流れたり、キャラが「スッキリ眠れた!」と言っていませんか?

それをやっていただきたいんです。

『休む』と『発散』の違い

ゲームの例えがもう少し続きますがパワプロというゲームで遊んだことがあるでしょうか。

そのゲームには『休む』という体力回復の手段

『遊ぶ』というやる気回復の手段が用意されています。

『遊ぶ』というコマンドを選ぶと、出かけたり友達とゲームしたり等の行動を主人公がとり、やる気を回復させたり微量の体力回復が期待できます。

これは主に、主人公のやる気というパラメーターを回復させるために使用するコマンドです。


このようなゲームの例を、あなたの生活という現実に置き換えて見直すとどうでしょうか。

遊びと解釈できる発散行動『休む』として扱っていないでしょうか。

あなたに必要なのは『休む』であるという事を自覚できているでしょうか。

そのうえで『遊ぶ』が今のあなたにどれぐらい必要なのかをハッキリさせておくことも大切です。

具体例

やや難しく耳の痛い話になってきました。

じゃあどうすればいい?と悩まないために具体的な方法を挙げてみましょう。

会社の単調な仕事の毎日に今日も疲れた

刺激が必要だと感じれば、発見のあるメディアに触れたり、ゲームならではの体験を選択するのは、あなたの単調な暮らしに対する疲れに有効な発散です。

この場合は先に発散を探しても良いです。が、手軽な発散法少数にしてください。

刺激があるがゆえに没頭しがちですが、適度な発散を通り越して脳を余計に疲れさせる事は控えてください。

休み方としては、睡眠と自然に触れる事の両方が有効です。

いつも同じ繰り返しで疲れているのなら創造性が削れてしまっている可能性があります。

創造性を再構築するには睡眠の確保と自然に触れる事が良いとされています。


対人ストレスに疲れて外に出たくない

まずは質の良い睡眠を追求します。

この時、夢見が悪かったりと睡眠の質が悪い可能性もあるので、睡眠計測アプリを使うなどをして自分の睡眠の質と向き合います。

質の良い睡眠は嫌な記憶を消す効果も期待できます。

また、脳がしっかり休まることで情緒も安定します。

物語に触れるような娯楽は有効だと言えます。

逆に、他者との比較をしかねないSNSやオンラインゲームなどの対人が潜むものや、自己否定を抱きかねない動画の視聴は避けた方が良いですよ。

読書、特に小説などでは全く異なる世界観を理解したり、キャラクターの感情を読み取ることでストレスが大幅に軽減されることもわかっています。

自分に参考になる考えが表現されたフィクションが見つかれば最高です。

そういう意味では電子書籍もいいかもしれません。

とにかく、攻撃性が潜んだコンテンツは避けてくださいね。

優しい物語が経験できるのならゲーム実況に触れるのも良いと思いますよ。


悩みがグルグルしていて気分を変えたい

思考を使いまくっているせいでエネルギーがすり減っている状態です。

ここですぐに気分が変えられる娯楽に飛びつくのはNGです。これ、陥りやすいので気を付けてください。

こんな状態で娯楽に飛びついても、そこでも数々の決断は必ずするので、その時は良くても心のエネルギーは回復しません。つまり、休まなければならないのに先に発散してしまってます。

ここに気付かず、もっと娯楽を求めるループに入り、その時の心地よさを追求し続けるという沼にハマり、現実逃避を続ける流れが完成してしまいます。対戦ゲームにのめりこんだらしばらく出てこれません。

こうなるとなかなか抜け出せず、やらなきゃならない事もなかなかできません。

このタイミングで大事なのは、まず休んでエネルギーを回復することです。

エネルギーが回復して正常な判断ができるようになってから、気分転換としてふさわしいコンテンツを探し、息抜きの時間を設定し、取り組むようにします。

大きくみても3日はエネルギーの回復に必要なので、息抜きは簡易的なものにとどめるのがおすすめです。

  • 旅行などの外出
  • 学びのあるコンテンツ
  • 3日以内にクリア又は読破できるゲームや本

自己管理ができるならSNS等で他人と交流も効果的です。特に、自分一人で考え込んでいる時に新しい視点を取り入れる事は、焦った結論を出さないためにも非常に重要です。

まとめ

いかがでしたか?

休むことに意味がないと感じているのは、休み方が間違っている可能性が高いです。

休むこと遊ぶことは別で、それぞれにきちんと役割があります。

休みたくてもストレスが溜まっていて十分に休めないのなら、発散が必要です。

その発散の仕方も、その時の状況によって適切なものが変わってきます。

「発散をしまくっているのにストレスが取れなくて結果休めない!」

それはのめり込みすぎてエネルギーの使い過ぎかもしれません。

普段どのようなサイクルで『休む』『遊ぶ』に時間を使っているのか、自分がどれだけエネルギーを割いているかを可視化するために普段の時間割を紙などに書くのも良いでしょう。

あなたは今どんなステージにいるでしょうか。

それでは今回はここまでになります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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