このブログは3日に1記事投稿でお届けします。
※著者は資格者ではありませんので、お読みいただいて効果を保証するものではございません。
こんにちは、矢沙玖です。
あなたは小さい時、どんな子供だったでしょうか。
親の言うことを聞いて、人の言うことを聞いて、モラルだから、マナーだから、そうやってたくさんの事を幼い頃から守って生きてきましたか?
自分の幸せを遠慮して、誰かの言う事を聞いていませんでしたか?
あなたが今、人から言われた通りに守っているそれ、一般的なモラルでしょうか。
他人から過度に求められた行き過ぎたモラルではないでしょうか。
個人を大切にしないような法律のグレーを攻めた暗黙の了解を素直に守っていませんか?
それを何年も守り続けてきて、さぁ今現在。
「守ってきてよかったー・・・」
と言える未来がきてますでしょうか。
私は来ていません。冒頭から問いかけが多くなってしまいました。
今回は、真面目に生きてきたにもかかわらず「損だよその生き方」なんて言われて、納得などできるわけのないモヤモヤを少しでも楽にしたい目的で執筆しました。
ちょっとのバカ騒ぎや、身内での多少のやりすぎなら、まだまだ真面目の範囲内です。
人の目を気にして、モラルを気にして、遠慮ばかりの優しい人間を演じ続けてきたあなたにこそ届けたい内容です。
現実とのギャップ
さて、真面目を頑張って保ってきた結果、今、真面目だからこそいいように使われていると思いませんでしょうか。
それだというのにこのようにふるまっていませんか?私は当てはまっています。
いえいえ大丈夫です。いえ、頑張ります。
すみませんもっと頑張ります。分かりましたそのように努力します。
これら全て、他人の都合に応えているだけでした。
こうして応える事が自分の幸せではなかったと思っています。
むしろ応え続けた結果、心が壊れたのが私です。
自分が幸せになる事を、大事な人でもない相手のために遠慮している事に早く気付くべきでした。
誤解はまずいので申しておきます。
遠慮をやめ、モラルを守ることをやめ、人の期待に応えることをやめた解放感で、誰かの妨げをしたり迷惑をかけたり攻撃を与える事を推奨する訳では決してありません。
自分の幸せのために、人に不快な思いをわざと与えるのとはわけが違います。
むしろ私のブログを読んでくださる方々は、そういった人々から被害を受け、不快にさせられた側だと思います。
にも関わらず、そんな人達に遠慮をして攻撃を許し続けてしまったから壊れてしまいましたよね。
あの頃想像していた明るい未来というのは一生来ず、現実という形で別の未来がやってきました。
しかも世間は開き直って「要領よく、時にはずるくやらないと一生下っ端のままだ」なんて言葉もかけてきます。「真面目に生きる事に価値がある」といった風潮の矛盾も甚だしいですね。
こんな現実に嫌気がさしているあなた、今すぐメンタルを整える必要があります。
自己効力感の低下
自分を大事にすることを忘れ、わからなくなってしまった人たちは、自分の意見を表現することを恐れ、他人の期待に応え続けてしまいます。
これがものすごく危険で、心理学ではこのように問題視されています。
自己犠牲的な行動が長期にわたって続くと、自己効力感(自分が何かを達成できるという感覚)や自尊心が低下してしまう事がわかっています。
自己効力感が低下するって具体的になんなのか?
「自分なんて何やってもダメだ。どうせ失敗する。」
「え?私なんかには無理ですよ。私はできないのが普通です。」
これらのことです。めちゃくちゃ悲しくないですか?
本来、素敵な才能を秘めているのに、環境がそうしたのに、自分でさえも押さえ込んでしまっているんです。
燃え尽き症候群
自己効力感の低下と自尊心の低下が続けば、やがて燃え尽き症候群になるリスクが高まります。
「はぁ、疲れた、なんかもういいや」「どうせやってもできないし、なんかもう頑張りすぎて疲れたな、耐えるだけの人生に疲れちゃったな」
めちゃくちゃ危険な燃え尽き症候群です。
真面目なあなた、ご経験ないでしょうか。今すぐ休んでください。
なぜこんなことに?どうやって目を覚ませばいい?
これらの事が連続したり、長期的に続き、自己肯定感が低くなったことが原因です。
そうすると「他人のために生きる」ことが習慣化してしまいます。
それさえも長期化すると「自分の価値は他人の期待を満たすことにある」という誤った認識が強化されてしまう事までわかっています。
そんな状態になってしまえば、他人の期待を満たす事ができないと更に自己肯定感が低下します。
心当たりありませんか?「あの人の期待に応えれなかった、喜ばせられなかった・・やっぱり自分なんか・・」これの事です
間違えてはいけません。自己肯定感は、外部からの評価ではなく、あなたの内面から来るべきです。
自分で自分を肯定してあげるから自己肯定感なんです。他人は一切関係ありません。
他人を喜ばせる事が自分なんだ!というのも良い考えではありません。評価基準が他人軸だからです。
あなたがどれだけ気を利かせても、第三者がどれだけその姿を褒めても、その相手が嬉しいかどうかはその人が決めるので、あなたの幸福感を他人が主導権を握っていることになります。
例えばその人の機嫌が悪ければ、いくらあなたが良い事をしても、無反応だったり八つ当たりさえありえますよね?なのに自己否定をしてしまうのでしょうか。
おかしいと思ってください。
アブラハム・マズローが提唱した自己実現の理論によれば、人間は他者の期待ではなく、自分自身の願望や価値観に基づいて行動することで、真の幸福を手に入れることができる。と示唆されています。
たしかに、他人の期待に応えることが「優しさ」や「真面目さ」として美徳のように感じられるかもしれませんが、過剰な自己犠牲はあなた自身の幸せを奪い、メンタルを崩す原因になり、自己効力感の低下、自己肯定感の低下に繋がってしまいます。
自己表現の自由を取り戻し、他人の期待に縛られることなく、自分が本当に望む生き方を見つけることが、あなたの心の健康と幸せにとって最も大切なことです。
これらが損なわれているから、あなたは燃え尽きに近い感情を抱いてしまい、喜びが他者依存になってしまい、あなたばかりが苦しんでしまうんです。
何かの期待に応えようとばかりして自分を抑えてきた、というのをいつからやっていたのか思い出してください。
その結果今が幸せなのか振り返ってください。
言う通りにしても幸せにならない、幸せにしてくれるわけもないのに、従い続ける理由はなんなのでしょうか。
自分を大事にする権利をきちんと主張していいんです。
あなたはあなた自身によって大切にされるべきです。
もっともっと小さい頃の自分が、今の自分を見たらなんと言うでしょうか。
「えっ?なんでこんな目に合ってるの?なんで全部いうこときかなきゃいけないの?」
「なんでおやくそくまもってるのにいつもないてるの?」
自分をもっと大事にするのは今この瞬間からでも遅くありません。
科学的根拠
あなたの目を更に覚ますために、取り上げた科学的根拠をしっかり記述します。
燃え尽き症候群(バーンアウト)や自己肯定感の低下に関する研究では、他人の期待に過度に応え続けることが、長期的にストレスを引き起こし、精神的な疲弊を招くことが確認されています。
バーンアウトと自己肯定感の関係に関する研究: Burnout and Self-esteem in Care Workers (2018)
バーンアウト症候群に関する研究: Maslach Burnout Inventory Manual (1996)
アブラハム・マズローの自己実現理論では、人間が本当の満足感や幸福を得るには、自分の内的な欲求や価値観を優先すべきだとしています。
外部からの評価や期待に応じるだけでは、自己実現は達成できません。
アブラハム・マズロー: Motivation and Personality (1954)
マズローの自己実現理論: A Theory of Human Motivation, Abraham Maslow (1943)
おわりに
いかがでしたか?
優しくて真面目で遠慮がちなあなた。
その性格はとても素敵ですし、周りからも大切にされるべき性格で、大事にしていいですし誇っていいです。
しかし世の中という現実においては、それを無意識にいいように使おうとする人たちもたくさんいます。
あなたは見返りを求めず、素晴らしさを提供してしまい、提供しすぎて疲れているんです。
その疲れを理解してくれないのもまた世の中という現実なんです。
ですので、今回の記事で少しでも目を覚ましていただけたのなら。
その素敵な性格の使い方を、ちょっとずつでいいので変えてみませんか?
あなたの価値観を明確にしてみませんか?
今回の記事はここまでになります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考文献
バーンアウトと自己肯定感の関係に関する研究: Burnout and Self-esteem in Care Workers (2018)
バーンアウト症候群に関する研究: Maslach Burnout Inventory Manual (1996)
マズローの自己実現理論: A Theory of Human Motivation, Abraham Maslow (1943)