社会に出たくても怖い・・。無意識に完璧を求めてるのかもしれません。中

この記事は約6分で読めます。
矢沙玖
矢沙玖

このブログは3日に1記事投稿でお届けします。

※著者は資格者ではありませんので、お読みいただいて効果を保証するものではございません。

こんにちは、矢沙玖です。

前回は、完璧主義が以下にあなたを苦しめてしまっているのかを解説しました。

具体的には、社会への進出を遅らせたり社会へのハードルを過度に高く評価したりなど。

完璧主義をまだ上手に扱える段階にいないからこそ、実際の社会で調和することができず、何度もズレを感じてしまっていてメンタルがぼろぼろになったり自己否定を繰り返したり鬱っぽくなったり対人不安に繋がったりしてしまいます。

それでは、続きをお届けしていきます。

世の中完璧で溢れてるわけではない

その完璧主義が苦しめてしまっている・・・と何度かお伝えしました。

ですがそもそも、完璧主義問題視する必要は実はありません。

「前回あれだけ完璧主義のデメリット言ってきたじゃん・・今度はもうなんだよ・・・・」

非適応型完璧主義になってしまえばもちろん前回のとおりです。

ですが、適応型完璧主義になれば話は全然変わってきます。

完璧主義も扱い方を習得してしまえば、よりよいパフォーマンスや成果を出すための武器にできます。

それが適応型完璧主義です。なので途中から完璧主義赤色から緑色になってます

しかし今は、扱い方を知らないから自身のパフォーマンスを下げる呪いになっているだけです。

ここで必要なのは

完璧を求めているのは自分だけかもしれない

と、まずは見直してみる事が完璧主義をうまく扱うための一歩です。

実際に周りが求めている事や取っている行動って、実は完璧な事ではないです。

生きたり何か成果を出すうえで必要最低限、または基準より少しだけの事だったりしますよ。

完璧主義さんからしたら基準って意外と低いですからね。これを体感できれば一気に楽になります。

前回の私の経験談を読んでどうでしたか?

「社会を軽視してるのかこいつは?」と思う人さえ現れるかもしれません。

ですがそれぐらい周りは自分の事に必死で、そこまであなたの事を見る余裕がないんです。

だからこそ、完璧を実現するのを後回しにして、まずは周りと同じように、ほどほどを遂行して次のタスクもほどほどに遂行する、を繰り返すんです。

ほどほどでいいんです。完璧である必要はありません。

社会が最低限回る波にのった後に、あなたが思う完璧を実現させればいいんです。

その社会の波に乗る方法は、厳しい企業に行かない限りは意外といけます。

完璧を実現させるのはエゴなので後回しに

完璧にこなしたい!と行動をしたければ「やる事をやってからだ」という事を自覚する練習をすれば完璧主義使いこなせるようになります。

夢中になって成果をあげられる物凄い武器になるんです。

そのためにまずは、あなたの認識から少しずつ変えていく事が重要です。

「そんな考えで社会に出ていいの?お荷物じゃない?」
「そんな理由じゃ採用されないでしょ」
「すぐ辞めそうなんだけど・・・」

前回お伝えした通り、言い方は悪いですが

「なぜ貴方雇用され続けてるの?」と聞きたいぐらい、対人の仕方や勤務の態度に問題がある人、嘘をつく人、本当によくいます。

「嫌な人間はどこの会社に行っても1人はいるよ」聞いたことがありませんか?

これ、事実なんです。

だからこそ、あなたのような優しく真面目な人はむしろOKです。

いつだって社会に行けます。

あなたなら

会社が回るように、ほどほどでの貢献は簡単にできます。

他者を不快にさせないような立ち回り、できます。

手を抜くつもりで社会に出るわけじゃありませんよね?

人に嫌がらせをしに社会に出るわけじゃありませんよね?

それなら、絶対にできます。

最初はうまくいかないかもしれません。でもそれは当然です。

しかしそこを「最初からうまくやろう」「最初が肝心だ、変なやつ来たとか思われたくない」

その思考こそが完璧主義なんです。

相手からの嫌悪感を未然に防ぐ方法

ここで一つ、心理学面でのデータを共有します。

第一印象に加え、自分から「私はこういうやつです」という自己開示が日頃からあるのとないのとでは、ネガティブな出来事が起きた時、相手が自分に対して嫌悪感を抱く割合が全然違ってくるという事がわかっています。
これに関して、相手が抱く自分への期待と、実際の自分とのギャップが大きいほど、相手は自分に強い反感を買いやすい事がわかっています。

つまりこれを元に例を挙げてみると

「これぐらい頑張りたい気持ちはあります」

「しかし、自分はこういうタイプなのでなかなか成果が挙げられないと思います」

「ですからこそ、ついていく努力をこのようなペースでし、いついつには成果が見え始めると思います」

とか

「頑張る気持ちはありますが、3連勤目ぐらいで急に体力がなくなってきてパフォーマンスが下がってしまうことを悩んでいます」

と、あらかじめ他人に自己開示をしておくんです。

こうするとガッカリ感による攻撃、つまり反感を買わずに済みやすいんです。

もしこれを上手に伝えられるようにしておけば、慌てずに社会で成長できます。

人に恵まれた職場なら、あなたの言葉を信じ、待ってくれる人さえいるでしょう。

そんな環境なら、あなたらしく社会に出て、完璧主義をここぞという場面で発揮して成果をあげ、人から喜ばれたいですよね。

まずそのためには完璧主義の使い方を知る事と、周りは完璧で溢れていない事を認識し、何からやればいいのだろう?という事を意識するだけでいいんです。

わからなければ聞けばいいんです、あなたがこうして記事を読んでくださっているように、学べばいいだけです。

失敗してもいいですし、その失敗を活かせたら失敗ですらなくなります。

行動をする限り、失敗なんて存在しません。学びです。

さて、訴えるような熱めの文章をおくってしまいましたが何一つ大げさな事は言っていません。

お伝えしたいことのまとめ

  • 決して臆病でも自堕落でもなく、持ち前の完璧主義が悪い方向に働いているだけだということ。
  • その完璧主義をまだ上手く使えないだけであって、持ち続けてて大丈夫だということ。
  • あなたの思うほど社会のハードルは高くなく、あなたが一生懸命社会や対人を考えているからこそ難しく考えてしまうだけだということ。真面目である素晴らしい証拠です。
  • それだけ一生懸命考えてきたあなたなら、受け入れてくれる社会が必ず存在し、そこで時間を積めば完璧主義の使い方がわかるようになり、成果をあげられるということ。
  • それらを得るためには、まだまだ焦る必要はなく、まずは意識をするだけでいいということ。

これだけです。

あなたの人生はあなたのもの。

誰かや何かに焦らされてあなたの人生の歩み方を乱されることがないよう、これからも自分を大事にしていいんです。

さて、次回でこの長編を締めくくります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献

『幸せになる勇気』 (著:岸見一郎, 古賀史健)

『自己肯定感を上げる技術』本田健

『完璧主義の心を救う本』堀内明男

タイトルとURLをコピーしました