「なかなか決められず前進できない・・」選択肢が多すぎるんです。

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矢沙玖
矢沙玖

このブログは3日に1記事投稿でお届けします。

※著者は資格者ではありませんので、お読みいただいて効果を保証するものではございません。

何をしようか、何を選ぼうか、本当にこれいいのだろうか?

結局それを考えるだけで時間が過ぎてしまう。

こんな経験をあらゆる場面でしたことがないでしょうか。私もあります。

例えば記事の執筆にしても、届けたい内容が山ほどあります。

  • 体験したうえで残したい事
  • 学んだうえで大切なこと
  • 心を楽にするうえで役に立っている考え方

このようにたくさんあるからこそ「何を届けよう?」と思考が止まってしまい、何もできない。

このような立ち止まり、科学的に証明されてます。

選択肢が多いと起こる心理現象『選択のパラドックス』

いざ何を優先して行動をするか考えると、思考が止まってしまうんですよね。

結局、行動に移せないまま、時間だけが過ぎていく。多くの人が日常的に感じるジレンマとも言えますね。

この現象は選択のパラドックスと呼ばれていて、選択肢が多すぎると逆に決断ができなくなるという心理状態を指します。

選択のパラドックス
選択肢が増えると「失敗への恐怖」「後悔」の可能性が高まり、最終的に選択が遅れたり、完全に選択を放棄することがあるとされています。

分析麻痺
これに加えて、分析麻痺という概念も関連しています。
選択肢や情報が多すぎると、過剰に細かく考えてしまい、行動に移すための判断ができなくなるという現象です。
何を優先すべきか、どの選択肢がベストなのかを考え続けるうちに、結局どの選択肢も選ばないまま終わってしまうという状態です。

バリー・シュワルツ

品数が多すぎると買い物すら辞めてしまう現象がまさにこれで、就職活動も当てはまります。

よって、あなたが動かないのではなく、情報が多すぎるんです。

選択肢が多いことで逆に前に進めなくなってしまうのは、人の脳の処理能力が限られているからでもあるんです。

慣れていれば、深く考えなければすぐ判断できる。当然です。

慣れていなかったり、深く考える必要があれば、すぐに判断できないのは当然です。

優柔不断ではなく、情報過多による自然な反応です。

今日から「優柔不断だねぇ」などという見当違いの意見には耳を傾けないようにしましょう。

優柔不断は言い換えれば慎重多すぎる情報だからこそ慎重になるのは合理的といえます。

選択肢を減らすための自己理解方法

自分が悪いわけではない事がわかったといっても、そのまま放棄して困るのはどうしても自分です。

こんな中で少しでも決断をするためには、数ある選択肢をあなたの意志で減らすことが重要です。

「減らせないから多すぎて困ってるんじゃないか」

自己理解を深めてください!

あなたが大切にしている価値観、妥協できるポイント、頑張りたい事、これらを心の声に従って見つけてください。

「心の声?漫画の世界かな?」

めんどくさい、嫌だ、別にいい、ここは嫌だ、これはやりたい、これだけをしたい。

これらが心の声です。この心の声に従って本音を見つけるのが自己理解のやり方です。

「お金が・・」「これをやったらあの人が・・」「これは親が・・」

こんな外的要因は判断材料にせず、あなたの心から出る抵抗感や興味をメモや紙に書き出してください。自ずと、自分の我儘さが見えてきます。

その我儘があなたの本音であり、本当に求めている事です。

それと妥協できるポイントを交えた選択を見つけてください。

それが、自己理解を経て出た選択肢になります。

ただ、簡単な話ではない事はお伝えしておきますね。

完璧主義を手放す

あたりまえですが完璧を求めすぎると、どの選択肢も不十分に思えて、行動をためらうことにつながります。

まずは小さなステップを踏み出し、次第に選択肢を広げてからでも遅くないです。

また、わからない事に対して知見も無ければ経験もないので、自信があるはずもありません。

完璧を求めたところで「でもああなったら・・」という気持ちがわくのは当然なので「これは自信がないからパス」という結論は矛盾しているんです。

まとめ

それでは、今回の話をしっかり科学的根拠で解説しまとめます。

選択のパラドックス

バリー・シュワルツが提唱した概念です。

選択肢が多いことで決断が遅れるか、最終的に決断ができなくなる現象です。

豊富な選択肢が必ずしも幸福感をもたらすわけではなく、むしろ選択肢が多すぎることが不安や後悔を引き起こす可能性があることを指摘しています。

分析麻痺

過剰な情報や選択肢により、分析が深まりすぎて行動が取れなくなる状態です。

これも選択のパラドックスと深く関わっていて、どれが最良の選択かを考えすぎることで、逆に行動できなくなってしまう現象の事です。

これについては、明確な提唱者や起源は特定されていません。


おわりに

私も経験がありますが、焦っている状況下で多くの選択肢を目の当たりにすると、焦った判断をしがちです。

焦った判断は短期的解決に目がくらんだ判断であることが多く、長期で見ると失敗になりやすいです。何度もこれで失敗しました。

焦っている時こそ、選択肢が多い時こそ、自分の心は何を求めているのかを深堀した自己理解をし、長期的に見て正しいと感じた選択をする事がおすすめですよ。

その場合での失敗は、次に活かせる実績やスキル、経験として語れる可能性が高いんです。

なぜなら、今後も自分が選ぶ選択肢は、自分の心が望むことだからです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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