今、ブログを読んでくださっているあなた。
周りに何か音が聞こえるはずですね。無音はまずありません。
- パソコンが動いている音
- テレビの音
- 外の車などの音
- 人の音
- ラップ音など、部屋がきしむ音 等
実はこれ、生活音と一括りにこそできますが騒音なんです。
自覚は無くても体は音を認識している エビデンスレベル1
さて、私が冒頭でお伝えしたから小さな音にも意識が向きましたよね?
このように、無自覚なだけで小さい音はしっかり認識しており、ハッとなって意識を傾ければ多くの音が聞こえます。
そして、小さな音でも騒音となり無意識のうちにストレスになる事がわかっています。
低音量といえどストレスになるのか?
Basner et al. (2014)
騒音は、脳が「潜在的な脅威」として認識します。
その結果、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を引き起こします。
そして睡眠に関する研究では、夜間の騒音レベルが35デシベルを超えると、睡眠の中断が顕著に増加することが報告されています。
小さな騒音がもたらす悪影響 エビデンスレベル2
結論、身体的・心理的な健康にも影響を及ぼします。
例えば、注意力の低下や作業効率の低下が挙げられます。
日常生活において、無意識に感じる騒音が実は集中力を奪い、ストレスを増加させていることがわかっています。音が多いと疲れたりしませんか?
さらに、騒音は血圧の上昇や心拍数の増加など、心身にストレス反応を引き起こし、長期的には心血管系の疾患リスクを高めることも指摘されています
Evans & Cohen, 1987
これらの影響は認識されにくいのは事実です。
ですが、実際には日常生活の中で意識しないうちに体に影響を与えています。
例えば、オフィスでの騒音や家庭内での音が原因で、長時間にわたってストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されることが確認されています
(Sato et al., 2005)
そもそもが集中できる環境で仕事ができているでしょうか。
そもそも小さな音って?デシベルと言われても・・ エビデンスレベル2
例えば、都市部での平均的な昼間の騒音レベルは50〜65デシベルとされています
(World Health Organization, 2018)
40デシベルだと静かと感じる建物の中だったり、小声より少し大きい声がこの数字にあたり、一般的な会話の声量が60デシベルと言われています。
これを長時間受け続けると集中力の低下、耳鳴り、不安感、さらにはうつ症状が引き起こされる可能性があります
ところがこの音の中にも周波と呼ばれる種類があり、自然の音だとまた体に与える影響が変わってきます。
60デシベルは、通常の会話の音量と同程度であり、長時間この音にさらされると身体に負担がかかります。
(Muzet, 2007)
65デシベル以上になると言葉の聞き取りが難しくなることがあり、特に仕事や勉強に集中しなければならない場面でストレスが蓄積します。
都会ではこうした音が絶え間なく続くため、音がストレスとなり、心理的な健康にも悪影響を与えることは、十分に示されている現象です。
これが都会ストレスと呼ばれる正体の一部でもあります。
さて、これら音からの影響を軽減するために耳栓や遮音カーテンは非常に効果的です。
特に、しっかり集中したいタイミングで耳栓を使用するのは経験上おすすめです。
ドラッグストアで売ってる品でもいいですよ。
今回はここまでになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。